医療従事者と連携していくためには、医学知識とともに共通言語が必要となります。

私たちは押圧法の修得を通して、他覚的所見による評価をもとに指圧治療を行っています。

 

自覚症状と他覚的所見

「患者の痛みをどのようにとらえるか」について、PT、OTなどの医療従事者とあん摩マッサージ指圧師(あマ指師)では、患者に対する対応に違いが見受けられます。

 

PT、OTは、ADL(日常生活動作)の向上を目指して、患者の自立を促すようにコミュニケーションを図ります。身体機能の改善を目的に、日常生活で患者自らができることを増やしていく、というスタンスが中心で、おもに歩行訓練、機能訓練を行うサポートをしています。基本的には複数でチームを組み 、常に情報共有を意識した身体状況の評価を行っています。

 

一方、あマ指師は患者が訴える症状に対して、その改善や緩和を目的に治療を行います。患者のニーズは、時に肩こりや腰痛、痺れといった自覚症状の改善に重きを置かれることが多く、愁訴を訴える部分を中心とした施術を求められます。あん摩、マッサージ、指圧のいずれの手技療法も、その定量化が困難であること。また、自覚症状の変化は客観性に欠ける点から身体状況の評価を行いづらく、情報を共有しにくい現状があります。

 

指圧(押圧法)を修得する過程では、まず患者の姿勢や動作に着目します。骨格の左右差や捻れなどの姿勢を分析し、他覚的所見に基づいた再現性の高い治療を行っています。

 

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